SECURITY APPROACH 当社の防犯の考え方
当社の防犯の考え方
私は、平成12年頃より急増した住居侵入犯罪の歴史を防犯する側としてずっと見てまいりました。
当初はピッキング工具を使用した手口が横行し話題によく上がりました。
その後は、室内からの鍵の開閉をするつまみ(サムターン)を覗き穴などから開けるサムターン回し、屋外の鍵の隙間から針金を入れ開錠するカム送り開錠など、従来の鍵を狙った犯行がよく見られました。
それまでの施錠さえしていれば安心という概念を大きく変化させた時代でした。
ただ、統計上によると住居侵入犯罪の約7割は窓ガラスを割っての侵入ということも取りざたされていたため、それまでとは違い、全窓の施錠をしてから外出または就寝するという時代が到来したように感じます。このころの手口を総括すると「繊細かつ巧妙な手口」だったと記憶します。
その後、錠前の進化、2重ロック、シャッター、面格子など住宅の標準装備も強化されてきました。
それによりバールやバーナーを使うといった手口も増加し、イタチごっこの様そうを呈するようになり、また、ガラス割りの手口が相変わらず7割近くあり、住居侵入犯罪の総数はそれほどの減少はしませんでした。
さらに、家人が就寝しているときに侵入する「忍び込み」も目立つようになってきました。
その頃の手口は「大胆かつ手荒な手口」というイメージになってきます。
昨今では、住居の防犯装備も防犯ガラスなどが導入されさらに強化されたことにより、住居侵入犯罪の総数は減少こそしたものの、多発地域に関しては相変わらず被害が続出しています。手口は、防犯ガラス装備の家であれば「バール」、そうでない家は「ガラス割り」というわかりやすいパターンができてきています。
ハウスメーカーも標準装備を強化することに努めるようになったのですが、以前は警察だよりだった家人も防犯の意識が高くなってきており、
- 施錠は当たり前
- シャッターを閉める頻度が上がった
- センサーライトなどを設置した
- 防犯砂利などを敷くようになった
- 窓の開閉を知らせるブザーをつけるようになった
- 垣根を作らない
- 警備保障と契約をした
- 現金を家に置かないようにした
など、自身で対策を講じるようになってきました。
ただ、※1に対抗できるところまで到達しているかと言えば、残念ながら上記の内容では厳しく、結局「侵入犯罪者に目を付けられるかどうか」も運頼みで落ち着いてきているように感じます。
では、現実的な費用で、※1を防ぐ方法はないのでしょうか?
完璧にという表現はできませんが、限りなく近づけるという方法はあります。
警察庁からの防犯対策として
- 音…ブザーやサイレンを使い周囲に知れ渡る音を出し、犯人にも周りに気付かれるという危機感を持たせる。
- 時間…侵入までの時間をかけさせ犯人に発見されるリスクを感じさせます。一番は侵入場所の建材を強化することです。
- 光…目立つ場所にいると犯人に認識させるために有効です。
- 目…近所の人が見ている目の前で堂々とは侵入できなくなります。
4大原則で対策を とのことですが、
弊社では、それらすべてを最大限に利用することにより安全の確保をしようと、常日頃から考えています。(詳しくは、弊社防犯設備士にご相談ください。)
これらの内容を熟知していない方々が、必要のない防犯に費用をかけて対策をしている光景をよく目にしますが、効果的な場所に、有効な設備を設置するだけで防犯対策は可能です。ですから、余計な費用を使わせずに済むのです。
それが、弊社、株式会社サポートライフの考え方です。
防犯設備士青山真